ふんがのブログ

Agile-Chip Platformテスト用SiFive FreedomStudioインストール

2025-07-28 16:36:27
2025-07-30 18:15:36
目次
  • この記事は、Agile-Chipテストボードのデバッグ環境構築と利用のためのもの

  • このボードはVDECリフレッシュセミナーで設計しミニマルファブで製造したチップをテストするときに使う。Agile-Xプロジェクトが大成功してこの基板が色々な教育機関で使われるようになればこのブログを読む人が出るかも?あるいはSiFiveのRISC-Vボードで同様の環境でFreedom Studioを使う人がいれば参考になるかもしれない。どちらにせよニッチな記事だ。。。

  • OpenOCDは、JTAGを使ったOpen Sourceのデバッガ、詳細はhttps://qiita.com/tags/openocd

  • Agile-XのボードのJTAG(Olmex ARM-USB-TINY H)のUSBケーブルと、UARTのUSBケーブルを接続し、Agile-Xボードの電源をONにしとく。ソケットボードを使っている場合はジャンパが矢印側(ボード上のクロックを利用)になっていることを確認。直付けボードは、外部からのオシレータを繋ぐ。周波数は75MHzくらい

  • Freedom StudioはSiFive社が、同社のRISC-VのIP利用者向けに提供しているソフトウェア開発環境。以前は、Webから自由にとってこれたが、最近はSiFive社と契約して認証されないとアクセスできない。ARMのExlipseにちょっと似た感じの環境で、中々良くできている。

  • tar fileをダウンロードし、解凍する。ここでは2023-03-3を用いた。最新版はCのコンパイルがうまく行かない。 時間が掛かるので、wsl -d UbuntuでLinuxを上げてtar xvf ファイル名 で解凍した方が速い

  • 解凍済のディレクトリに入り、FreedomStudio.exeをクリックして立ち上げる(演習用にはショートカットを貼っておく

  • Workspaceを聞いてくるので、ここではC:\FSに設定しLaunch

  • I want to create a SiFive Deliverable Projectを選択、ここでは、あらかじめダウンロードしておいたagile-x_Platform_23.2.17.tar.gzを選択、Importの画面でFinish ここでしばらく時間が掛かる

  • Program FPGA targetと聞いてくるので、ここはCancelする

  • ここで、sifive-welcomeというプロジェクトをcreateしようとするが、一番下の行のCreate a debug launch configuration Open OCD に必ずクリックを入れる。これをチェックしないとJTAGのデバッガが動かない Finishで少し時間が掛かるがプロジェクトを作ってくれる

  • ここでDebugをLaunchする画面が出てくるがCloseして止めておき、まずJTAGのDriverをActivateする

  • SiFiveTools→Target and Driver Utility→Target Connection and Driver Configuration

  • Olimix TINY-Hと書いてある2行目の真ん中のInstall Driverが赤×になっているので、ここをクリック、インストールしてくれる。時間が掛かるが待つ!そのうち緑色になるのでCloseする

  • テスト用のプロジェクトを持ってくる。このため、左の上のタブのFile→Open Project From File System、ウインドウ中のDirectoryをクリックしてテストしたいプロジェクトを指定する。ここでは、Agile-x_Platform_rotationを解凍した状態でディレクトリを指定し、Finish

  • ここでteratermをインストールする。色々あるが窓の杜のTera term(v5系統)を使った。これはinstallerをダウンロードして、Wizardに従うとインストールしてくれて、アイコンも作ってくれる

  • TeraTermを起動、新しい接続でシリアルを選択、OK 設定→端末で、改行コードを送受信ともにLFにする、OK 設定→シリアルポートでスピードを115200にしてOK

  • 左上のWindowで先ほど持ってきたAgile-x Platform_rotationを右クリック、Debug Asから2 SiFive OpenOCD Launchを選んでLaunch、Windowがポップするので、Debugをクリック

  • resume (上のメニューの右向き△印)をクリック

    これで、Teratermの窓からプログラムのメッセージが表れるはず。ダメなら赤い□で一度停止して、Runしてみる

この記事を書いた人

ふんが